学校での仕事について

 放課後等デイサービスでの仕事のことを書くことが多いけど、小中学校でも働いている。そこでふと思った事がある。

 

 心理を勉強していれば学校現場で働いてみたいと思う人は少なくないと思う。スクールカウンセラーとかが花形だと思う私は違うけど…。これに関する本とかでは、学校は特殊な場所で人間関係が複雑だったり、独特な社会構造があるというふうに聞いたことがあるかもしれない。実際これはほんとで、すべてが先生を中心に回っている。当たり前だと思う人も多いと思うけどこれが肝になってきて、どんなに支援の必要な子供がいてもその子に対して責任を持っているのは先生である。ベストな支援の方法ややりたい支援の方法があったとしても心理職だけではできず、どこかで先生に頼らないといけない事がある。

 この時、先生に何をどう伝えて行くか、これが難しい。多くの場合大学、大学院で学んでいる間、周りは同じ勉強をしている人がほとんどだと思う、実習へ行った時も心理の実習生だと知って受け入れてくれているので良くも悪くもこちらに合わせてくれている。同族が多かったり、思考のスキームがある程度重なっていることがあるし、支援の方向性も概ね同じ方向を向いていいて相手の心や特性を配慮しながらやさしい支援をしてく事が多い。

 だけど先生は違ってくる。まだつかみ切れていないけど、ざっくり言うと教育することが目的になってくる。ルールを身に着けさせる、勉強をできるようにさせるなど、よくも悪くも何かできるようにさせる事を目的にしているように感じる。何かをできるようにさせるのは、心理もそうだけどスタンスが違う私の所感になるけどけっこうパワーみが強い。これに折り合いをつけながら、先生と言い支援をしていく事がなかなか難しい。これが面白いところになるけど。